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    蔵の戸を使った座卓は大きいので人が集う空間にぴったり。同じく蔵に使われていた階段は壁に立てかけてディスプレースペースに

    築120年の梁をテーブルとベンチに加工、新しい木材では出せないそのテクスチャーが住む人に豊かな時間を与えてくれます

    階段回りの小さな吹き抜けにも古材を入れるだけで雰囲気ががらっと変わります

    開口部を変更する際、普通は壁にしてしまうところに、斜めに古材を配置して棚板を置くことでこんなに素敵な空間に変わりました

    古材を製材したカウンターにシンプルなスクエアーの洗面ボウル。無機質名空間を古材の柔らかさが癒しの空間へと変えてくれます

    リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりすること。
    建物の経年変化にともない、時代に合わなくなった機能や性能を、建て替えずに、時代の変化に合わせて新築時の機能・性能以上に向上させること。
    具体的には、耐震性や防火安全性を確保し、耐久性を向上させる、冷暖房費などのエネルギー節約のため、IT化など変化する建築機能への対応・向上のために行われることです。
    でも、せっかくリノベーションを施すなら、あともう一つ、そこに住む人の心を豊かにするエッセンスを加味することが大切です。
    ちょっとした贅沢な気持ち、安らぎの空間の提供、安心できる癒しの空間こそが人が住まいに求める基本性能だからです。
    最先端の設備や空間設計、そこにヴィンテージウッド=古材を取り入れることにより、古くて新しい、癒しの空間が出来上がります。
    戸建住宅だけでなく、マンション・アパートや賃貸物件にも古材の波が押し寄せています。それは機能一辺倒ではない空間を求めているからだと思います。